概要
ロボットベンチャーGROOVE Xは12月18日、次世代家庭用ロボット「LOVOT」(ラボット)を発表した。『LOVOT』は人の家族になることを目指した家庭用ロボットで体温は人肌より少し暖かく、低温やけどの恐れがない40度程度に設定している他、目の表現に複数のレイヤーを用いることによって、様々な表情を見せる。
人間に甘え、名前を呼びかけると反応を示したり、LOVOT同士で交流をしたりもする。GROOVE Xの林要代表は、Pepperの開発リーダーだったことで知られている人物だ。
二体セットが先行販売
「ペットも多頭飼いのほうが愛着が湧く」ことから、2体のセット販売を基本となる。2体のLOVOTはコネクトしており、1体が抱っこ状態であることを検知すると、もう一体もユーザーのもとにハグを求めて近寄ってくるそうだ。何とも可愛らしい。
2体のLOVOTとネスト(充電ステーション)のセットで、59万8000円(税別)。LOVOT単体のセットは2020年からを予定しており、34万9000円(税別)となる。LOVOT頭部のカメラを使い、遠隔地から部屋の様子を確認する見守りサービスをスマホアプリで提供するそうだ。
ロボット産業の新たな柱となるか
代表の林要氏は「人の代わりに仕事をするのではなく、人の生活に潤いを与えてパフォーマンスを上げることを目標にした」と語った上で、「将来的にペット市場より大きくなる。日本初の新産業が立ち上がってくる」と一大産業分野として捉える方向性を示した。
ロボットは今まで労働力の代替とする考えが主流だったが、アプリにおけるUIやUXと同様に、人に馴染むように設計することは避けて通れない。ロボット産業における、重要な柱の一つをこの度実現したことは今後大きな影響を持つことになりそうだ。それにしても、ホントに可愛い。
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