アマゾンCEOジェフ・ベゾス氏「世界長者1位のけじめ」~慈善基金に110億円の寄付

ジェフ・ベゾスが資産の0.06%を寄付

世界長者番付け1位のAmazon(アマゾン)CEOジェフ・ベゾス氏が9750万ドル(約110億円)を「デイ・ワン基金」に寄付することを決めたとの発表があった。

今年9月に、ベゾス氏は、ホームレス家族の支援と低所得地域での未就学児向け教育施設の運営を目的として慈善団体「デイ・ワン基金」を設立すると発表していたが、具体的にこの寄付先の詳細も今回決定したということになる。

寄付はアメリカ国内16州とワシントン・DCに拠点を置く24の組織団体で分配され、これからの運営費に活用される。

受領することが決まった組織や機関は、こちらのWebサイトに公開されている。

ベゾス氏が基金に寄付することになった経緯

ちょうど一年前、それまで大富豪世界だったマイクロソフトのビル・ゲイツを抜いてAmazonCEOのジェフ・ベゾス氏が個人資産を24億ドル(約2,674億円)増やし、世界最高記録更新の1003億ドル(約11兆1800億円)を達成した。これは単純計算すると、貯蓄が400万円程度の人物が100円のミネラルウォーターを買う感覚で、約2.8億円程度の”買い物”ができるほどの資産だ。

ベゾス氏は言わずと知れたビリオネアとなったわけだが、それまで1位だったビル・ゲイツ氏が2位(資産は891億ドル=約9.9兆円)となったので、ベゾス氏がさらに資産をリードした形になっている。

近年のAmazonの「独走」はとどまるところを知らず、本社のあるシアトルには名だたる企業も参画しているが、その結果として地域の地価価格が高騰するなどの問題を引き起こした。行政は今年5月に地価高騰が深刻なホームレス問題を引き起こしているという対策からか「大企業に新税を課せる法案(巷では「アマゾン税」と呼ばれている)」が今年5月に法案可決されたばかりだった。

Amazonが一大企業に登り詰めた結果として、このような企業経済の加熱による市場や地域住民への大きな影響とステークホルダーたちへの副作用も考慮した結果、ベゾス氏は大掛かりな「ケアとしての寄付」を決意したということだろう。とはいえ、世界一の富豪が進んで慈善活動に身を向ける姿勢は評価するに値する。ベゾス氏のノブレス・オブリージュ的精神に注目することは同じような問題を抱える日本社会にとっても、有意義であると言えるだろう。

Amazonはネットショッピング分野での成長のみならず、現在ではYoutubeを率いるGoogleともすでに経済戦を交えている最中でもあり、付近住民や世界中のステークホルダーに与える影響を決して無視できない立場にもあるということを、今回の寄付の裏側に感じた。

参照記事:https://www.gizmodo.jp/2018/11/bezos-coughs-up-97-5-million-for-charity.html

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