非営利団体OpenAIの提供で、「AI技術を誰でも学べる」教育リソース『Spinning Up』が公開

深層強化学習を学んで、誰もが活用できるようにするための教育リソース「Spinning Up」が、非営利団体OpenAIよりリリースされた。

教材の詳細は

Spinning Upは次の5つをコアコンポーネントとして作られている。

  1. 強化学習の専門用語、アルゴリズムの種類、基本理論についての短いイントロダクション
  2. 強化学習の研究がどのように発展するかについてまとめられたエッセイ
  3. トピックごとにまとめられた重要な論文リスト
  4. 強化学習を実装するためのソースコードリポジトリを複数紹介
  5. 軽いウォーミングアップ用の練習問題

Spinning UpをリリースしたOpenAIは「人類全体に有害ではない、人工知能の利用方法を推進する」ことを目的として、実業家のイーロン・マスクを中心に設立された非営利団体である。今回教育リソースを公開した理由として、「人類にとって、無害な人工知能に貢献するには何から始めたらいいのか」という疑問を解決するためだと語る。

人工知能AI技術を身に付けるための機械学習は、これまで「深層強化学習」などの知識に基づく専門的な基礎学習が段階的に必要で、決してハードルの低いものではなかった。しかしOpenAIでは「適切な道しるべや教育用リソースさえ整っていれば、全くの初心者でも短い時間で深層強化学習を使えるようになることを確信した」という。

OpenAIには、スカラシッププログラムやフェロープログラムなど、プロジェクトをオープンソース化する教育カリキュラムを実施しており、これらのカリキュラムの実績から「Spinning Up」に、明解なサンプルコードや練習問題、参考文献、チュートリアルなど豊富な学習ノウハウが含まれているとのことでこれらのカリキュラム実戦の経験などから、より短期間に機械学習に対しての正確な理解が得られるように作られたリソースになっている。そして2019年1月からスタートする2019 Winter Scholars Application Openのカリキュラムにも「Spinning Up」は統合されていて、今後のAI活用者や技術者の増員に対処する準備が整いつつあることを示唆している。

AIに対しての誤解と理解

そもそもAI技術自体が近年急速に発達してきたプログラムであることから、我々の実生活で「AIとはなにか」を正しく理解できてる人の割合が果たしてどれほど存在してるのかが疑問だ。

近年メディアでは「AIが私たちの仕事を奪う」などのキャッチコピーが氾濫し、まるで人類に対抗する存在感のようなイメージを抱いてる人も決して少なくはないだろう。

AIはあくまでも活用する「人の意思」にそぐって、ヒトの活動を促進・補助するためのツールであるべきだろう。OpenAIの理念にはAIが人類に害を及ぼすことなく、有益に利用されることを目的として掲げている。これらの取り組みを過剰反応だとする人工知能の研究者もいることは確かだ。いくつかの研究科は「これまでの研究でやっといくつかのことができるようになったが、それでもできないことのほうが多い。現在の人工知能には人間を超える力はまったくない。」とし人工知能の過大評価だとしている。

しかしどちらにせよ、AIとの共存社会の起点としてSpinninng Upで学べることは、我々にとって多大な知見をもたらしてくれるだろう。

記事引用:https://gigazine.net/news/20181109-openai-spinning-up/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)