テクノロジー先進国のドバイ警察が、2020年をめどに「空飛ぶバイク」を現場へ導入

概要

ドバイ警察は、現場にホバーバイクを導入することを目的として、警察官の「パイロット訓練」を行われていると発表した。2020年の導入を目指す。

使用されるホバーバイクは、カリフォルニアの「Hoversurf」が開発した垂直離陸型の電動ホバーバイク「S32019 Hoverbike」。すでにドバイ警察とHoversurfの間でライセンス契約が完了しており、Hoversurf社は「ドバイ警察が1~2カ月の間に30~40台のS3 2019 Hoverbikeを送ってくれと伝えてれば、私たちはそれを予定通りに納めることができます」と述べ、S3 2019 Hoverbikeの量産化にも成功している様子を見せた。ドバイ警察は、「すでに2人のホバーバイクパイロットを訓練中であり、今後は次第にパイロットの数を増やしていく予定です」と語り、2020年を目標にホバーバイクを実戦投入するとのこと。2018年10月にHoversurfが操縦訓練を行っている動画が公開されている。

ホバーバイクの最高速度は時速70kmを上回り、ドバイ警察は容疑者の追跡や観光地のパトロールに利用すると
している。

ドバイ政府の積極的な最先端テクノロジー導入の経緯とは?

わずか二年前に中国で「本物のロボコップ」のプロトタイプが開発されイベントに姿を見せたばかりだったが、いま世界屈指の財力を持つドバイでは、さらに警察官が「空飛ぶバイク」に乗ってパトロールを行う計画実現が秒読み段階に入っているなど、テクノロジーの導入に積極的な印象を受ける。ドバイは2017年6月には既に「ドローン搭載自動運転パトカー」を現場に導入しており、政府は最新技術を自国に取り入れ続けている。

ドバイは、人口わずか約244万人の主にインド系労働移民からなる、決して大きな国とはいえないアラブ首長国連邦の中心都市だ。

アラブ首長国連邦といえば従来から「石油」が大きな国の財源となっていた。だがドバイは建国されてわずか50年の歴史しかなく、そのコンセプトは石油依存の国営を脱却し「金融・観光・IT・物流」といった産業の多様化を進めており、近年は数々の「ナンバーワン戦略」を国策として打ち立ててきている背景がある。この「ゼロからグローバル」を集める都市の想いの強い政策が経済成長の功を奏しているといえよう。

2013年には「観光ビジョン2020プログラム」を立ち上げており、その後ドバイへの訪問者は2016年にはおよそ1,500万人となっており世界4位の記録となった。さらに2016年から「ブロックチェーン都市再編計画」を発表しており、2020年にはブロックチェーンを実際に活用したスマートシティを目指しているという背景が、今回のホバーバイク導入にも一役買っているという事だろう。

 

参考文献:
Dubai Police start training on flying motorbikes – CNN
https://edition.cnn.com/2018/11/08/middleeast/hoverbike-dubai-police-flying-lessons/index.html
Dubai Police Are Training Officers to Fly Hoverbikes – Futurism
https://futurism.com/dubai-police-training-officers-hoverbikes

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